フリースタイルフットボーラー&トリリンガルカメラマンmasato@14か国334日間の旅終了

英語・スペイン語・日本語の3ヶ国語でフリースタイルフットボールを教えられる世界で唯一の男です。プロフィール写真撮影もしています。

コミタンシージョで思い知らされたグアテマラの現実




先日フリースタイルフットボール教室で訪れたサンマルコス県Comitancillo(コミタンシージョ)にて、滞在中のシェラでは感じる事の出来ない「グアテマラの真の姿」を見聞しました。実際に体験したことも踏まえ、グアテマラの田舎の様子を箇条書きにしてみます。



・貧困
→破れた服や黒ずんだ服を着ている人・数日間シャワーを浴びていないであろう人・家庭で物を食べられないために施設で沢山食べる子供。その一方でテレビやスマホを所有している人も多いです。金の使い方が間違っています。


・脆弱な社会インフラ
→砂埃の舞う未舗装の道路(帰りのバスで鼻と喉をやられました)・停電・止まる水道・公共のWi-Fiはおろか家庭にさえ存在しないネット環境。川で水を汲んだり洗濯をするのが当たり前の村もあるそうです。


・劣悪な健康状態
→栄養不足によりパサついた髪の毛・頭のシラミ・お腹の寄生虫・唇の色の悪さ・虫歯の多さ。祖父母や両親から聞いたことのある戦後日本の姿が、この国にはあります。


・乳幼児及び子供の死亡率の高さ
→兄弟を亡くしている子供の多さに驚きました。「大きな街の病院に向かう途中のバス車内で亡くなる子供もいる」という話に一番ショックを受けました。多くの子供が亡くなる為か無くなる子供が多い為か、どちらの理由かは分かりませんが10人兄弟もここではごく普通だそうです。


・教育水準の低さ
→物を盗んでも悪いと思わない・床に落とした物でも平気で口にする・汚れた手を机や椅子で拭く・食前に手を洗わず食後に歯磨きをしないのが当たり前(これら2点はJICA隊員の方のご尽力により子供達が自らやっていました)教育以前の「躾」が基本的に存在しません。


・政府に翻弄される教育機関
→4年に1度行われる大統領選。誰が大統領になっても制度・ルールが大きく変わり、持続性が保てません。以前はOKだった事が180度転換しNOになります。4年に1度の周期で大幅な変更があっては対応できません。しかも汚職があれば大統領交代の周期は早まります。政府からの援助で運営が成り立っている施設はもろに影響を受けてしまします。


・酔っ払い(アルコール中毒者)達
→大量の酔っ払いが夜道で絡んできます。各自が家庭で独自に作る酒の質が悪くアル中が多いとの事。道で寝てる奴らもいます。奴らが家庭で子供に暴力を振るっている姿は想像するに堪えません。



コミタンシージョという田舎町で見た光景は、スペインに征服された時代から何百年にも渡り続くと思われるヒエラルキーそのものだと思われます。首都に住んでる人の多くは白人系で大金持ちだそうです。グアテマラ社会の下層へ追いやられ苦しむインディヘナ(先住民)を目にし、様々な想いが頭を駆け巡っています。今後は「フリースタイルフットボールは将来を切り開くツールになり得る」という事を強く伝えていきたいと思っています。