フリースタイルフットボーラー&トリリンガルカメラマンmasatoのブログ@中南米放浪中

英語・スペイン語・日本語の3ヶ国語でフリースタイルフットボールを教えられる世界で唯一の男です。プロフィール写真撮影もしています。

グアテマラの子供に迂闊にサッカーボールを渡してはいけない理由




盗まれる危険があるから。



もちろん、全ての子供が僕のボールを盗もうとしている訳では決してありません。しかしその一方で明らかに悪意を持って・僕のボールを盗もうとして近寄ってくる子供も確実に存在します。実際にリフティング教室を開催したとあるクラスでは、その日のために購入したボールを2つも盗まれました。なので僕は安全を確認できない限り「ボール貸して?」と言われても絶っ対に渡しません。中には「自分の手に渡った時点でそれは自分の所有物だ」と考える子供もいます。これが世界の現実です。



ここグアテマラでは日本の様な「まともな」ボールには滅多に出会いません。多くの子供達は、1~2号球ほどサイズの安物プラスチック製ボールを蹴っています(50円程度)これがもう最悪のボールでして、卓球の球を少し大きくしたイメージです。軽いのでいとも簡単に風に流される・すぐに凹む・穴が開く…、と悪い点を挙げたらキリがありません。「まともな」ボールを買う金銭的余裕の無い家庭の子供もいると想像されます。



そんな劣悪な環境なものですから、僕が日本から持ってきたボールは大層珍しく高級に見えるようです。外国人である僕が見た事も無い高価なボールを持っていたら、それはそれは子供の興味をそそる事でしょう。なので別に僕は彼らを責めたりしません(正直に言うと当初は「〇ね!」と思っていましたが) 盗みを働いても何ら悪意を感じない彼らにボールを渡す奴が悪いのです。海外で生きていくとはそういうことです。



日本でたまに見かけていた「世界の貧困国にサッカーボール・筆記用具・服を届けよう」というプロジェクトを、僕はとても冷めた目で見ていました。「大袈裟でしょ」「ボールくらいそっちにあるべ?」と思っていました。でも現実は違いました。いや、あるにはあるんですが、用途目的に適した物が圧倒的に不足しているのが現状です。プラスチック製のボールなんかで練習しても上手くならんし。家に不要な物があってタイミングが合えば、積極的に寄贈したいと考えるに至りました。f:id:masafreestyle:20170218005020j:plain
可愛い顔してこの子も結構危険(笑)