フリースタイルフットボーラー&トリリンガルカメラマンmasato@14か国334日間の旅終了

英語・スペイン語・日本語の3ヶ国語でフリースタイルフットボールを教えられる世界で唯一の男です。プロフィール写真撮影もしています。

あたし、同じ価値観の人と結婚したいの

仮に同じ価値観の異性が目の前にいたとして、おれはそいつにこう突っ込む。
「お前はおれかっ!」と。
…少しの沈黙の後、目の前の女は薄ら笑いを浮かべてこう言い放った。
「くくくく、よく分かったじゃないか。そうだ、おれは”お前”だ…」
次の瞬間、風が吹き荒れ、黒い渦が女を包み込む!嵐の様な風で目を開けられない!漆黒の闇が辺りを覆う!うわーっ!

…一体どれほどの時間が経ったのだろう。とてつもなく長い時間のようにも感じたし、一瞬の出来事にも感じられた。夢だったのか?恐る恐る目を開くと、目の前に現れたのは何とおれ自身だった。おれ自身が立っていた。ついさっきまで目の前にいた女はおれに変身したのだった。こんなことはあり得ない!狼狽するおれに向かってそいつが口を開く。
「気が動転しているようだな。どうだ、自分自身が目の前に現れる感覚ってのは?」
「何なんだよ、お前は~っ!!!」
















 
はい、こんな映画のワンシーンを連想させます、「あたし、同じ価値観の人と結婚したいの」発言。この発言をしていると頭が弱い人だと思われるのでやめましょう。



”同じ価値観の人”は存在しません。目にしてきた物・食べてきた物・関わってきた友人・通ってきた学校…、これらをひっくるめて経験と呼びますが、生まれてから今まで全く同じ経験をしてきた人間など1人もいないからです。仮に全く同じ経験をしてきた人間がいても、違う価値観の人間に仕上がります。ひとりひとりにDNAのレベルで個性があるからです。
あの女性はありもしない”同じ価値観の人”を探し求めて永久の旅路へ向かわれることと思います。



”これだけは譲れない”という価値観を明確化して(時間・お金・教育・仕事・浮気の定義など)、あとは2人で妥協であったり擦り合わせをするしかないと思います。
と彼女もいない男がほざいてみます。笑





ていうか”同じ価値観の人”って言葉、哲学的ですね。他者・自己・価値・存在・クローン技術…、これ完全に哲学的問いですね。

…え?まさか?あの人…20代日本人女性の姿を借りて現代に蘇りしギリシアの哲人ソクラテス先生なのかも?!
いやそうに違いない。思い当たる節がありすぎる。毎朝ギリシアヨーグルト食べるって言ってたし。ワイン持ってきたお店の人にワインのこと質問して(その人は答えられなかった)”無知の知”自覚させてたし。”知的な人が好きなの”って発言、哲学者を彷彿とさせるし。”趣味は星見ること”って、あれギリシア神話推しだったのね。””何かダメ男と付き合っちゃうんだよね~”って、恐妻クサンティッペの暗喩だったのか。(ソクラテスは「ぜひ結婚しなさい。よい妻を持てば幸せになれる。悪い妻を持てば私のように哲学者になれる」と言ったそうです。)

何よりの証拠はソクラテス先生が古代ギリシアへ戻られたってことですよね。
だってあの子からLINEの返信来ないもん!(泣)